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KAMIYADORI

by OTIKA

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1.
悪趣味な 色を纏う 額縁に飾った 利己の証 あぁ 色めき立つ 母のいぬ間に 咲いた花は五月雨に舞い 堕ちた雲雀に 手向けた形のない 軻遇突智に祈る 私は土に還る ヘリオス ヘリオス あぁ 色褪せた 母のいぬ間に 枯れた花は氷雨に打たれ 焚べた心が 小さく爆ぜて消える ヘリオス 堕ちた雲雀に 手向けた形のない 軻遇突智に祈る 私は土に還る 暇もなく笑い恨み募り 思い焦がれすれ違って 体だけの愛で繋ぎ 限られた命をすり減らして 語り継がれてゆく者よ どうか知らぬ場所で果てて 私と燃えるものたちが 意味をなし生まれ変わる時まで ヘリオス ヘリオス
2.
舌の根も 乾かぬその前に 意味も知らずに この火を灯した 只管に 私を抱いて 目の前で 焚き付けて 恥晒し 忌の子 神懸かり さしあたり 病み上がり 泣き落とし 先回り 揺り返した本能 何度 私の前で 嘯いて きっと これが最後 このときめきに ただ口付けて 堕ちてゆく炎は 穢れた羽 羽ばたき方も忘れさせた 手の中で崩れた聖典 行かないで 此処にいて 囁いて欲しくて 仕方がないけど せめて綺麗なまま (せめてきれいな…) 恥晒し 病み上がり 神懸かり いつのまに 神宿り 嘗て縋る蜘蛛の糸のように 名を馳せたる花の蜜はとうに 滔々と人造の綿に絡みついて 人の気も知らないで 子々孫々心臓の陰陽とは逝き還り 新参の真言と死後とを突き返し 永遠と四、五に囚われて悟った 初めから神宿り 恥晒し 忌の子 遠回り 罰当たり 差し向けた 虚いと 餞に 撥ね返した感情 どうぞ 私の方を 羨んで きっと これでいいの あの煌めきに 手を伸ばしても 憧れた想いは 生まれた果て 形は意味をなさず いつしか 爛れた光と知っても 止めないで 放っておいて 近づいて欲しくて 私が嫌いな 君は綺麗なまま
3.
証明されてしまいそうな 研ぎ澄ました愛を込めて 狂わすより深い愛の名で 夢見た才能に舌を巻いて 広がり始め 窓を叩いて 何も知らずひっそりとなりを潜めて ふと気づいて解いた密度穿ち仇となす 揺れる私は綺麗でしょう 分つ袂を笑い合って 深い地獄で出会いましょう 一人彼岸で立ち竦んだ まま まま まま 踊る私 咲いてる 遠く長い 春まで待てば良いのに 体がドロドロに溶けて 奉って 宛はなくて 一人泣いても 召し抱えて 鍵を閉めて 閉じ込めた嘘 壮大な時が過ぎた気がして 誰もが 双頭の貘が夢を操り 気が付く しゃがみ込んで目を閉じ 喉の奥へ突き刺す 鉛筆の芯と書き殴ったラブレター 藁に縋るフィロソフィー 元の鞘に落ち着き 進み過ぎた化学と待ち望んだ火の神 沈む私に手を伸ばして 射した光で目を瞑った まま いつ から 分からなくて 散るから 儚いのに 見えなく なれば良いのに 頭が 冴えない まま まま まま 踊る私 咲いてる 遠く長い 春まで待てば良いのに 体がドロドロに溶けて
4.
すぐ私の所為にして 救われたことを忘れ 仕留め損なう感傷に酔って 不採算の命で償って ゆれる水面に映る 独白の前口上は 最後に爆ぜ 急に笑って 吸い込まれてしまうわ 夜に私は たった一人で ささくれ立って 浮かぶ 私の願い 籠絡されて 抱きしめられてしまって 誰が 絶えず 唱えて 絡まって ハイになって 生まれた ここに戻ってきてしまえば 夢なんて 知らないで ただすやすや 眠りに落ちてゆく また私の所為にして 騙されたことを忘れ 煮え切らない言動に沿って 愉快犯の命で償って 跳ねた水面に潜む 脅迫の前口上は 口火を切り 戸惑いばかり 追い込まれてしまうわ 夜に私は たった一人で いつものように 沈む 私の願い 攻略されて 吐き捨てられてしまって 誰も 彼も 唱えて 寄り添って 馬鹿になって 忘れた ここに堕ちるという事はそう 嘘だって 知らないで ただすやすや 眠りに落ちてゆく ここに戻ってきてしまえば 夢なんて 知らないで ただすやすや 眠りに落ちてゆく
5.
投げた吸い殻が 命を燃やして 思考の内側で 人と為す 人と為す 良かれと思った喩え話 光は自答し思い上がり 今消えない期待と照らし合わせ 人と為す 人に堕ちて 形が壊され 神と成り 正しい場所で終わるはずの命よ 光は私となり 争いで口減らし 忘れて 繰り返す種を蒔いて 溶けた吸い殻で 汚れた時代に 交わす口付けは 嘘を吐く 嘘を吐く 反吐が出るような自慢話 心は自閉し御伽噺 まだ 消えない絆と示し合わせ 嘘を吐く 嘘を吐いて 愛を 蒔いて 説いた 所為で 神懸かり 忘れさられて朽ちるだけの命よ 私は光となり 道連れで誤魔化して 叶えて 孵らない種を蒔いて 繰り返す種を蒔いて 孵らない種を蒔いて 繰り返す種を蒔いて 片時も離れないで

about

OTIKAによる初音ミクをフューチャーしたオリジナルEP『KAMIYADORI』。パワフルなDubstepサウンドと、初音ミクの畳み掛ける様なヴァースが特徴の表題曲である「KAMIYADORI」に加え、
Trapをベースとして、Drill、lo-fiなどの要素をサンプリングした書き下ろし楽曲を4曲収録。
力強さと美しさが共存した、神秘的でトラディショナルな雰囲気のアルバムになっています。
めるのめる氏によるアートワークにも注目です。

OTIKA's original EP "KAMIYADORI" featuring Hatsune Miku.The title track, "KAMIYADORI," features a powerful Dubstep sound and Hatsune Miku's churning verse.In addition, the album includes four original songs based on Trap and sampled with elements of Drill, lo-fi, and more.
The album has a mysterious and traditional atmosphere, where power and beauty coexist.
The artwork by Merunomeru is also noteworthy.

credits

released April 29, 2023

All Music & Lyrics by OTIKA
Illustration by めるのめる

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all rights reserved

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about

OTIKA Toyama, Japan

OTIKA
aka からし蓮根P

Composer, vocaloid producer.
Mainly using Hatsune Miku, focusing on genres such as Hybrid Trap, Dubstep, and Psychedelic Trance.
Belongs to the label "Unlimited Color".

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